◎早期治療(乳歯列期の治療)
そのまま放置しておくと今後起こる成長や歯のはえ代わりに悪い影響を与えることから矯正治療の必要性があると判断される問題点に対して、早期に改善を図る治療を行います。
Orthodontic
子供の矯正(小児矯正)は、乳歯列期に予防的な処置をおこなう「早期治療(乳歯列期の治療)」、あごの骨のバランスや大きさを整える「Ⅰ期治療(混合歯列期の治療)」、永久歯が生えそろってから歯の位置を整える「Ⅱ期治療(永久歯列期の治療)」からなります。
当院ではご来院いただいたお子様のお口と現在の歯並びを見させていただき、タイミングとして矯正治療を開始する必要性があるかどうか?といった観点からもご説明させていただいております。
そのまま放置しておくと今後起こる成長や歯のはえ代わりに悪い影響を与えることから矯正治療の必要性があると判断される問題点に対して、早期に改善を図る治療を行います。
乳歯と永久歯が混じった時期の治療で、主に成長を利用した治療を行ないます。(6~10歳)かみ合わせや顎の大きさや形、位置を整え、永久歯がきちんと生え揃うように誘導していきます。
お子様に「透明なマウスピース型矯正装置(インビザライン・ファースト)」という選択肢を!
すべての歯が永久歯にはえかわってから、すべての歯がしっかりとかみ合うように個々の歯の位置を整えていきます。最終的な美しく健康な咬み合わせを作っていきます。
子供によく見られる「お口ポカン」が招く良くないことといたしまして下記のようなことが挙げられます。
新潟大学、大垣女子短期大学、鹿児島大学の研究グループが全国で初となる大規模調査を実施、その結果、小児期における小児のお口ポカン有病率は30%であったことを明らかとしました。
唇にしまりがない、音を立てて食べる、鼻がつまるといった項目がお口ポカンとの関連しておりました。
https://www.niigata-u.ac.jp/wp-content/uploads/2021/02/rs210217.pdf
お子さまのお口ポカンが気になられる方はぜひ、当院へご相談ください。
現在のお子様のお顔立ちのズレ(非対称)やお口元の突出感の原因が骨格の問題なのか、歯並びやかみ合わせによるものなのかを視覚化しながら対処方法をご説明させていただきます。
*小学生高学年以上になると、大臼歯が生えてくる際に交叉咬合となってしまい顎偏位(お顔のゆがみ)の要因になることもあります。
また、埋伏している過剰歯などを早期発見することで 歯列不正が起こりえる要因を除去したり 、適切な治療のタイミングを計ったり致します。
子供のお口の中の状況は個人差が大きく、治療を開始するべきタイミングも治療の必要性の有無もおひとりおひとりで異なってきます。
実際にお口の中を見ながら、どのタイミングで治療を開始するべきかご説明をさせていただきます。
楽しく治療がすすめられるようにコミュニケーションを大切にしております。
治療を開始する前にはデジタル印象採得装置(iTero)でお口の中をスキャンしお口の中を再現したデータをお見せしながら、現在の状況をご説明いたしております。
また、院長が手がけた症例の中から類似している写真をお見せしたうえでどのようなかみ合わせに変化するのかをご理解いただきます。
ご不安に思われることはお気兼ねなくご質問くださいませ。
ユニットからすぐそばにキッズルームを完備しておりますので保護者の方が治療を受けられたり、ご兄弟が一緒にご来院された際にも楽しくクリニックでお過ごしいただけます。
お子様の習癖を治すために衛生士によるMFTと呼ばれる口腔筋機能療法を取り入れており、これは治療工程全般にて実施しております。お子様のやる気を引き出すような伝え方や言葉選びを大切にしております。
お子様のお口の成長発育をスタッフ一丸となってサポートしてまいります。
お口の中を見させていただき、子供の歯科矯正の必要性が現時点であるかを考えたうえで経過観察と判断させていただいた場合には、半年後にご来院いただくなど、次回のご来院時期を具体的にご提示させていただきます。
矯正歯科治療に一番良く使用されているマルチブラケットといわれる装置です。歯の表面に装置を接着しワイヤーを使用して歯の移動を行っていきます。最も一般的な装置でほぼすべての不正咬合の治療に対応が可能です。費用が抑えられ期間も一番短い点はメリットですが、見た目に関してはデメリットとなります。
当院ではメタルブラケット、プラスチックブラケット、チタンブラケット、セラミックブラケット、セルフライゲーションブラケットなど様々な種類の装置をとりそろえております。また通常のワイヤーよりも白く目立ちにくいワイヤーなどの使用も可能です。
歯の裏側に専用のブラケットを装着して行っていく治療です。目立ちにくいため、成人の矯正が増えるにつれて需要が高まっています。表に装着するブラケットよりも値段が高額になるのと、治療期間も長くかかります。装置の調整にも時間がかかります。一部の不正咬合に関しては適応が難しいものもあります。
床(しょう)装置と呼ばれるプレート状の装置を使い、装置についたネジを段階的に広げていくことで歯列を動かしていく方法です。特に成長段階の子供の矯正に用いられることが多いです。装置は取り外しが可能なので、固定式の装置と比べて食事や歯磨きがしやすいのが特徴です。適切な使用方法が守れなかったり、使用時間が短いと十分な効果が得られないことがあります。
透明なマウスピースタイプの矯正装置です。
ブラケットやワイヤーを使用しないため、付けているのがほとんどわかりません。
マウスピースを1日20時間を目安に使用し、一定期間ごとに新しいものに付け替えていくことで歯並びを改善していきます。
表にブラケットを装着する治療よりも高額になることが多いのですが、一部後戻りの再治療などの簡単な治療は費用も期間も抑えられることがあります。一部の不正咬合に関しては適応が難しいものもあります。
治療に際しては
といった治療中の患者様からのご協力が大切になってまいります。
保護者の方が子供のころに受けた矯正治療は時代的にはワイヤー矯正が主流であったと思います。
しかし、2000年代に入りマウスピース型矯正装置が日本にも定着してきました。当院では混合歯列期のために改良されたマウスピース型矯正装置(インビザライン・ファースト)を導入しております。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
マウスピース型矯正装置インビザラインはインビザライン・ジャパン社の製品であり、インビザライン・ジャパン社を介して入手しております。
国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1998 年にFDA( 米国食品医薬品局 により医療機器として認証を受けております。
マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害 救済制度の対象外となる場合があります。
当院ではデジタル印象採得装置(iTero)を導入しております。
これにより正確で精密な歯型を取ることが可能となりました。従来の型取りに比べて患者様自身の負担も小さくなっております。
マウスピース型矯正装置が患者様のお手元にとどくまでの期間がこれまでと比べ短くなったため、治療期間全体の短縮にもつながっています。